トラウマ
今日行ったバーはサイアクだった。
初めての店だったけど、プロジェクタでサッカーのコンフェデ杯をやっていて、PK戦を見ながら数人の客で盛り上がってて、最初はいい感じだなと思った。
しかしその後、ある客が自分が持ってきたDVDを見せたいと言い出した。
映画の「Ray」だった。これはとてもいい映画だから、と言う。
僕もいい映画だろうとは思っていたけどまだ見てなかったので、出来ればここでやらないで欲しいと思った。でも始まってしまった。しかも音もばっちり出して。普通こういう飲み屋で映画やってる時は音は出さないものだと思うけど…。観客は5人。
これはもう最後までがっちり見るしかない。連れの一人はソフトコンタクトを外してしまっていたので、字幕が見れなくてとても気の毒だった。
しかし、開始30分ほどで恐れていたとおりのことが。
マスター:「なんでレイ・チャールズは目が見えなくなるの?」
DVDを持ってきた客:「それはこの後Яи※★で∀が$〓#して¥■♪なの」
俺:!!!!!!!!!!
俺は初めて見る映画を雑談まじりで集中できずに見させられてしかも大事な部分とかを前もって教えられたりしたらもうムリなので、すぐに自分だけ店を出た。二度とあの店には行かない。ボトル入れたけど。
俺は何がキライって、話のネタをばらすのが大嫌いなのだが、実はこれにはトラウマがある。
小学生のころ、テレビにかじりついて「猿の惑星」を観ていた。初めてだった。
もう映画もラストに近くなり、僕は夢中になって観ていた。そしたら、洗い物を終えて台所から戻ってきた母親がひと言、猿の惑星の壮絶なラストをバラしてしまったのだ。
この映画をご存知の方は分かると思うけど、猿の惑星のラストは本当に壮絶で、かなりのどんでん返しといっていい。あっけに取られている間に、あの壮絶な結末が目に飛び込んできた。あと1分、言うのを我慢してくれれば…。
その後僕は母親と大ゲンカをしてしばらく口を利かなかった。
今日行ったバーで何の躊躇いもなくネタをすらすらと喋った人も女性だったが、どうも今までの経験上、女性はその辺がとても危険な気がする。「それ言うかよ…」と言うと「あ、ごめん!」と言うのだけど…。また、女性は映画を見ると寝てしまう人もよく居るし、あまり物語に没頭できないのかも知れない。だからネタをバラすことをあまりどうとも思ってないような気がする…。
そういえば友人の女の子にこの話をしたら「別に前もって話を知らされていても、結末を知らされてても、普通に観れるし嫌だとも思わない」と言っていた…僕には分からない。
注目している映画でもなんだかんだで見逃してしまっていたり、単行本になってから読もうと思って連載は読まないようにしている漫画もある。会社で誰かが大声で喋ってしまったりする時は耳を塞ぐか立ち去るようにするし、とてもヤバいものは前もって「言わないでね」と言う。だけどやっぱり危険なので、ものすごく好きな場合は誰よりも早く観るようにしなくてはいけない。けど…ものすごく好きとかではなくても、物語の筋を前もって聞かされるのはそれだけで拷問だ、と思った 
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※ちなみに、今出てる「猿の惑星」のDVDは、衝撃のラストシーンがそのままジャケットに使われているようです…
あまりにも酷い。「猿の惑星」を観たことのない人は、amazonでモロにジャケット写真が出てきますのでご注意。この写真を見てはいけません。誰かに協力してもらって、ジャケットを見ないようにしつつ購入するかレンタル屋から借りてこなくてはいけないという…なんだかなー。
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